福島へ②
計画停電も中止になり関東地区のTVでL字テロップも無くなりましたが、福島や宮城のTVでは、まだあります。流れている情報は、避難場所や給水、支援物資の情報、ボランティアの情報、そして各地の放射線量の情報。多分、暫くは流れ続けるでしょう。地震や、原発に関するニュースも最近は取り上げられる時間も減ってきていますが、L字テロップは被災地の現実を表していました。
津波での被災は、僅かな土地の高さの違いで、流された家、床上浸水だけの家、無傷の家と明暗を分けていました。津波で全滅している地域でも、島の様に僅かに高台に建っていた家が無事だったり、道路を挟んで別世界だったりと......また、これも津波の特徴でしょうか、地形がいびつな所では、水が周り込むように流れてきて、海とは真逆の方から流れてきた所もあったようです。
また、避難場所となっていた野球場に避難したものの津波に巻き込まれたりするケースも多数あったようです。また、、高台にあった小学校での地震発生後、校庭に児童を避難させた後に集団下校。しかし、児童が向かった自宅の多くは、その後津波が襲い、多くの尊い命が失われたとの事。小学校は、津波被害は無かっただけに悔やまれます。
一方で、常磐線の新地駅ではこんな事もありました。地震発生後、乗客48人を載せたまま停車。海岸からは500m程度。偶然に乗り合わせていた新米警察官二人が携帯で津波情報を得て、乗客全員を1km離れた中学校に避難させ全員無事。駅に残っていた、駅員二人は、連絡橋に避難し無事だったとの事。車両や、駅舎は避難後に津波に襲いその周辺は壊滅状態でした。津波の避難においては、情報取得や判断、そして行動によって生死を分ける結果になるのだなと感じました。
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